みんなのブログの輪ARCHIVES

1993年～1997年のシンガポール生活で：

（１）ラクサ

　

これ、私のもっとも好きな食べ物の一つです。
ココナッツミルクベースに辛い香辛料が入ったスープのラーメンと思ってもらったらイメージしやすいと思います。
麺は基本的にはお米からできた白い麺なのですが、私が好きなのは黄色麺のラクサです。
（昔、同志社中学の学食であった安っぽいラーメンの麺を覚えている方もいるかと思いますが、あんな感じの麺です。）
普通に注文すると白い麺が出てくるので、いつも私は黄色い麺に変えて注文していました。
麺の上には、短冊に切ったお揚げ、四つ切のゆで卵がのっていて安っぽいとんこつラーメンみたいですが、とても美味です。
残念ながら日本で食べられるところを知らないので、たまにシンガポールに出張があると食いだめしてしまいます。。。太るのでよろしくないのですが。。。

（２）バクテイ

　

見た目は少しグロテスクなスープ料理です。
ポークリブのぶつ切りが、よくわからない香辛料がいっぱい入っていそうなスープと一緒に煮込んであります。スープの色は濃いウーロン茶をさらに濃くしたような色をしており、香辛料の差し込むような匂いがかなりします。
このスープ料理をパサパサの東南アジアのご飯と一緒に食べながら、合間に中国茶を飲みます。
常夏のシンガポールで汗をかきかき、ふーふー言いながら食べると最高です。
この料理も日本で食べられないのが、残念ですが。

（３）チキンライス

　

日本でチキンライスと言うと皆さんどんなものを想像しますか？
多分、ケチャップ炒めライスではないでしょうか？
シンガポールのチキンライスはこれとはかなり違います。
チキンスープで炊き込んだ炊き込みご飯をお皿にのせて、その上に蒸したチキンの切り身（短冊に切ってあります）と細切りにしたキューリをのせた料理です。これに、辛いケチャップみたいな味噌（多分）を少しづつ絡めて食べます。
この料理は日本でも六本木にある海南料理のレストランで食べることができるようですが、値段が1000円以上すると言うことを聞いたので、どうも行く気になれません。
シンガポールなら150円くらいの料理ですので。。。

（４）ホンコンミン（福建麺）・ドライ

　

シンガポールにはいろんな麺料理があるのですが、大抵の麺料理は「スープ」と「ドライ」のいずれかを選べます。
「スープ」は日本人にはおなじみのスープに浸った麺料理です。うどん・そば・ラーメンみたいなものです。
「ドライ」は、麺を湯がいて湯切をし、あらかじめ香辛料や味噌を入れた器の中にその麺を入れます。食べるときに香辛料・味噌を混ぜて麺と一緒に食べます。ドライには別の器でスープがついてきますので、スープを飲みながら麺を食べます。
ホンコンミン・ドライと言うのは、麺が極細ラーメンの麺（これをホンコンミンと言います）の「ドライ」のことです。この麺の上に、茹でた野菜などがのっているので、それら全てを絡めながら食べると本当に美味しいです。




おまけ：

（１）グリーンチリ：

　

激辛緑唐辛子を輪切りにしたものの酢付け。いろんな料理の付け出しに出てくるもので、日本で言うとお漬物みたいな感覚でしょうか。
私はこれが大好きでついつい食べ過ぎてしまい、翌日トイレで苦しむことになりました。（汚い話で、失礼しました！）




上記はすべて屋台などで食べられるローカルフードです。
皆さん、シンガポールと言うと美味しい中華料理が沢山あるので、北京ダック、ふかひれのスープ、高級なあわび、伊勢海老などを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実はローカルフードはとても安価で美味しいものが多いです。見た目はいまいちと言うか若干衛生的に問題が有りそうな感じもすることはあるのですが、やみ付きになる味です。
シンガポールへ旅行・出張の際は、是非トライしてみてはいかがでしょうか。




1997年～2004年のドイツ生活で：

（１）ニュールンベルガー･ブラッド･ブルスト ミット ブローヘン

　

私が仕事をしていたニュールンベルグ市の名物料理で、焼きソーセージのことです。一本の大きさは大人の親指より若干大きい程度で、ソーセージの中では小ぶりです。これを粒マスタードを付けて食べたり、美味しいザワークラウト（後でも出てきます）と一緒に食べると最高です。
ミット　ブローヘンと言うのは「ブローヘンというパン付き」と言う意味です。このパンにこのソーセージをはさんで、マスタードをいっぱいかけてかぶりつくのがとても美味しい食べ方の一つです。思い出したら食べたくなってきました。

（２）シュパーゲル

　

アスパラガスのことです。白アスパラガスをゆで、それに卵の黄身（多分）とバターで作った黄色いソースをかけて食べる春の代表的な料理です。
この料理が出始めると、長い冬が終わって春になったんだなあーと思わせるとても季節感のある料理です。
とても美味しいですよ。

（３）フランケン・ワイン

　

ドイツ・フランケン地方のワインのことです。
瓶の形がユニークなので一度見たら忘れないですし、一見してフランケン・ワインだと誰もがわかります。（因みに、瓶の形は、はくしょん大魔王の壺みたいな形です。）
赤と白があるのですが、赤は飲めた物ではありません。（←私見です。最初に飲んだときは思わず吐き出しました。）
白も基本的に甘めのワインで、辛口のものを選んでも少し甘めです。
とても美味しいのですが、甘いのが余り得意でない私はフランケン地方に居ながらフランス・ワインを飲んでましたが。。。

（４）シュニッツエル

　

草履くらいの大きさの薄切りとんかつと思ってもらったらイメージしやすいと思います。
ただし、日本のとんかつの様にカラッと揚がっていないので、少しべちゃっとした感じがします。
これにレモンとフライドポテトとマスタードかケチャップがついてきます。
レモンをとんかつにこすり付けて、後はマスタードかケチャップを付けながらフライドポテトと交互に延々と食べ続けます。
美味しいのですが、かなりボリュームがあるので、途中から飽きてくることもあります。
女性にはきついかも。

（５）ヘフェ・バイツエンとプレツエル

　　

やっぱりドイツ・バイエルン州と言えばビールです。
ヘフェ・バイツエンと言うのは、ビールの一種です。酵母が入っており、少し白濁しているようなビールです。
日本のビールとは少し異なり、キンキンに冷やして飲むものではなく、少し冷えているくらいのものを０．５Lくらいの専用グラスに入れて飲みます。日本のビールと比べてすこし粘り気があるような気もしますが、とてもおいしい飲み物です。
ただし、カロリーが高めなのでたくさん飲むと太ります。要注意！

プレツエルは、細長い固パンをねじったようなもので、表面に岩塩が少しついている食べ物です。ビールのつまみとして食べることが多く、夏のドイツのビアガルテン（ビアガーデンのことですが、日本の物とはかなり異なります。大きな庭にある屋外レストランみたいな感じ）でヘフェ・バイツエンとプレツエルは最高です。夏のドイツは夜10時近くまで明るいので、仕事が終わった後に、仕事仲間と太陽を見ながら「プレツエルで一杯」をよくやりました。

今は多少変わったと思いますが、当時、ドイツでは酒気帯び運転可でした。血中アルコール濃度が一定以下なら構わないと言うもので、ザックリ言うと缶ビール2本くらいなら全くOKでした。でも、事故を起こせば罰せられます。事故を起こさなければ検問とかで止められてもお咎めなしです。因みにビアガルテンにはアルコール検査機が備え付けられており、アルコール濃度を測りながら「まだ後少し飲める」と言っているつわもののドイツ人もいましたが。




おまけ：

（１）グリュンワイン

超まずいものの代表（私見ですが。）
いわゆる赤ワインなのですが、温かく、とても甘く且つ何とも言えないくさい匂いがします。冬の寒い日に外で飲むワインで、街のクリスマス市の屋台などで売られており、ワイン代金＋カップ代金を払って購入します。カップには年号がプリントされているので記念品にもなり、そのまま持ち帰っても良いし、必要なければお店に返せはカップ代金を返金してもらえます。
因みに、私はこのワインが大嫌いですが、毎年必ず一杯は飲まされます。家内がカップを集めているのですが、家内はアルコールが全く飲めないので、已む無く私が飲むことになっていました。。。つらい想い出です。

（２）ザワークラウト

　

細切りキャベツの酢付けで、ソーセージなどの料理に付きます。
美味しい物は十二分に楽しめるのですが、不味いものはとことん不味い。
美味しい物と不味い物とにこれほど差があるものも珍しいかも。
だから注文するときはいつも悩みました。






因みに、ドイツに行くなら晩春から初夏にかけてかクリスマス直前の週がお勧めです。
晩春から初夏にかけては日照時間が長くヨーロッパのさわやかな季節を楽しめます。
クリスマス直前の週は本場のクリスマスの雰囲気が十二分に味わえますし、クリスマス市が各所で設けられますから、クリスマスにちなんだものがいろいろ買えます。
お勧めです！




以上ですが、皆さん楽しんでいただけましたか？
シンガポール、ドイツへ旅行・出張の際に役立ててもらえたらなあと思います。






やっと書けましたよ。疲れました（笑）。
それでは、次の人を紹介いたします。
次は、松尾隆司君です。
松尾君、よろしくお願いします。