同志社中高58年度卒同窓会サイト：みんなのブログの輪ARCHIVES

ホタルにカモシカ、次は？ by 秋田一子

吉岡いずみちゃんのあとをひきつぎますのは
「かあこ」こと秋田（今は坂本といいます）一子です。

中学・高校のクラスは
　１Ｇ（小倉ｋ先生）→２Ｃ（服部先生）→３Ｃ（広瀬先生）
　１Ｂ（日比ｋ先生）→２Ｅ（高畑先生）→３Ｂ（清水先生）でした。

今は同志社中高同窓会等の事務局のお手伝いをしています。
そんなところにいるおかげで今年になって学年の同窓会に出ずとも、
由布さんや小松さん、山口くん、大山くん、青木くん、守屋くん、干場くん、松尾くんにお会いすることができました。
（これがみなさんの目にとまるころには、もっとたくさんの人にお会いしているかもしれません！）
なんだか得した気分です

そんな私は上の子

（娘です）が生まれる直前から小学校入学直前まで滋賀県の野洲というところに住んでいました。

大きな地図で見る

みなさん、小学校の歴史で「銅鐸」っていうことばが出てきたのを覚えたはりますか？
あれが出土した町です。
ＪＲ

で京都から30分ちょっとの町なのですが
ここで私はほ～～～んとにおもしろいできごと

に遭遇してきました（ちょっとおおげさかも）。
今日はその話しを少しかかせていただきたいと思います。

私の住んでいたところは三方がたんぼというところでした。
そんなところなので4月のおわり頃たんぼに水が入るといっせいにカエルの合唱がはじまります。

‘ガー、ガー、ガー、ガー（グワッ、グワッ？）‘というのでしょうか

とにかく何十？何百？もしかしたら何千いるの？
っていうくらい夜になったら鳴いています。
♪かえるのうたが　きこえてくるよ～♪
なんて悠長なもんとちがいます。
窓をあけてたらはじめは寝られへんくらいです

これがある日眠りをさそうＢＧＭにかわります

これが、都会の人でなくなった印？だったのかも・・・。

そんなたんぼは水いっぱい、泥いっぱい。
こどもが入りたくなかろうはずもなく・・・。
娘

と息子

が５才と２才のとき田植え前のたんぼにはまり、足がぬけなくなりました。
やっとの思いでひっぱりあげた娘の足にはくつ

はなく
たんぼにはくつがしっかり残っていた、なんてことも

。

そんなたんぼも刈り取りがおわるとこどもたちの格好の遊び場となります。
近所の子たちとわらを集めて家を作ったり寝床にしたり。
どこから拾ってきたのか木の板はテーブルに、はっぱと落穂はごはん

に。
と思ったらかごめかごめをしていたり（まるで昭和の風景！）。
なんだかいつまでも遊ばせてやりたいような

そんな夕暮れ時もありました。

このたんぼのあたりにはどういうわけかその横に家が建ってから
夏のおわりになるとコウモリがとんでくるようになりました。
不気味ということもなく感覚的にはちょうの大きいのが何羽かいっしょにとんでいる感じです。
娘

と近所の男の子は

「おかあさん、網とってきて！」
「え？

」
「コウモリとるねん！！」

今思えばコウモリって超音波だしてますよね？
だから、いえそうでなくてもまずあんながきんちょにつかまるはずはなかったのですが、
「もし、とれたらどうしよう

やっぱり逃がしてやらんとなあ

飼えへんもんなあ

」と
一瞬真剣に考えた事を思い出します。

このあたりはは、小さな川？用水路みたいなものもあって、そこにはホタルも飛んでいました。
思えばぜいたくな光景ですよね。
たんぼにはオタマジャクシもいるし、そばの溝にはザリガニもいるし。
うちの子や近所の子たちといっしょになって網でとっていると
（あのコウモリをとろうとした網はここでも活躍します！）
だんだんこっちの方がやめられなくなってしまって

（小さいときからこういうことがきらいじゃないもので）
とってあげているのか、とらせてもらっているのか？

そばでは、とったザリガニを戦わせてる子

ザリガニにおどかされて泣いてる子

とったしりから溝に落として笑ってる子

などなど。

貴重な？体験もしました。
娘

の友だちが
「今日の晩、うちにカモシカ来るねん！」
「カモシカ？」
「うん。昨日の晩も来てん。おとうさんが連れて帰ってきはったん

」
「ほんとに生きてるやつ？」
「うん。哺乳瓶でミルク飲ませた

」
「おばちゃんも会いたいわあ

」
「ええよ！」
というわけで夜おじゃましてみると、なんとほんとにカモシカがいるではありませんか

　
なんでも木之本（滋賀県）で迷子になっていたカモシカの赤ちゃんが
保護施設のようなところに持ち込まれ、それを二晩、そこにお勤めのおとうさんが、
夜、家で面倒をみはるということでした。
それにしても普通のおうちの勉強机の脇でカモシカに会えるとは思てませんでした

動物といえばこんなことも。
突然ですが、犬

を飼ったはる方、お散歩させはりますよね？
そんなとき、‘散歩している山羊‘に会わはったことはありませんか？
野洲では会えたのです、山羊の散歩

こどもと公園で遊んでいたら、小学生くらいの男の子が何かを連れて歩いています。
みたらなんと‘山羊‘でした！
「何してるの？」
「散歩。」
あれは彼のかわいいペットだったのでしょうか？

野洲という町はほどよく便利で（そう、新快速も停まるし）、
ほどよくいなかで（今までかいてきたとおりです）、
こどもたちが小さい時期を過ごすにはほんとに飽きないおもしろい町でした。

京都へは娘

の小学校入学、息子

の幼稚園入園と同時にもどってきました。
そして去年、「このままでは頭がさびついてしまう！何かせねば！！」と思っているとき、
うちのＳ氏が「京都検定、受けてみたら？」と。
「そやなあ、おもしろいかも

」
無謀にも３級、２級とダブル受験することにして、本読んで

インターネットも使って

もちろん実際にお寺などにも足を運んでみたりしました。
直前は「こんなに勉強したの、いつ以来？」というほど隙間の時間も使って

そして、おかげさまで今年の１月、ダブルの合格通知

を受け取りました。
実際、２級では「合格してん！」と大きな顔をできるほどではないのかもしれませんが、
なかなかうれしいものでした

とはいうものの、ちょっと離れていると
せっかく頭に入れたものがポロポロ、ポロポロとこぼれおちていくような気がしますが

めげずに新しいことをいれていきたいなと思っています。
京都ってほんとにいいところ、おもしろいもの、おいしいものもいっぱいありますもんねぇ。

長々とかいてしまいましたが、そろそろ次の方に。
野洲で「コウモリをつかまえる」と
網をふりまわしていた女の子

もいまや中学３年生

そして彼女に中学で社会を教えてくださっている先生
「やーさん」こと安田幸生くんに次をお願いしたいと思います。
中学・高校時代、「特に仲がよかった

」というわけでもないのに快くひきうけてくださり、
ほんとにありがとうございました。
うれしかったです。
というわけで、 安田くん、よろしくお願いします。