同志社中高58年度卒同窓会サイト：みんなのブログの輪ARCHIVES

「俺の空」に憧れて by 正木健夫

皆さん元気してますか？

卒業して以来、同窓会には仕事がサービス業

と言う事もあり、あまり顔を出してない不義理者

です。
先日、トシックには「次回の同窓会は平日にして！」と懇願しておきましたが、そんな願いが叶う筈もなく……。

次回は三次会ぐらいからでも、参加させてもらいます。

さて、幹事の皆さんからブログの依頼を受けて、心良く引き受けた僕ですが(あの状況では断れません

)何を書こうか？悩んだ末に、今マデで一番、思い出に残っている旅の事を書きます。

皆さんが今マデで一番心に残っている本は何ですか？
僕は、オモテムキには「パール・バックの大地」なんですが、本当に僕の人生が影響を受けた本は、大きな声では言えないけど漫画の「俺の空」なんです。

先日も、友人数人で集まって喋っていた時、「バレーボーイズ」と「俺の空」は、ヌケル？ヌケナイ？と、コアな話で盛り上がってましたが、そんなヤラシイ描写も、たくさんある漫画なんです。

僕も最初は、そんな不純な気持ちから読み始めたのですが、読み終えた時「俺もいつか、こんな旅がしたい！」って思ったんです。
それで、大学卒業時にヒッチハイク

の貧乏旅行に行ったんですよ。
今マデで一番大変な、そして一番面白かった旅なんです。

その当時、僕が持っていたイメージは「外国には同性愛者

がたくさんいる」って事ぐらいだったもんで、襲われた時の為にと、ＬＬサイズのコンドーム

を持って行きましたが、それも使わずに済んだし。
(非常事態時には、相手に、これだけは被せてもらおうと思って……でも一度だけ危ない事があって……その時は覚悟しましたが……生パンツだけあげて許してもらいました。)

旅立つ前の僕は凄い「潔癖症」で他人が口を付けた飲食物は口に出来なかったぐらいでしたが、この旅で全快しました。
(以前「潔癖症の僕」に友人が「そんな事でどうするの？俺なら好きな女なら、足の裏さえも舐めるで！」と言われた事がありましたが、今は彼の言葉が理解出来ます。)

絵などあまり描いた事のない僕でしたがバックパックの中にスケッチブックと「俺の空」を入れて車に拾ってもらえない時は絵を描いたり、漫画を読んだりしてひたすら待った思い出があります。(夜は特別の使い方が出来たし)

そして、乗せてもらったドライバーに出来る事と言えば彼等を退屈させないだけだと思って、拙い英語でずーっと喋ってました。
そして、ドライバーにクレヨンで描いた絵をプレゼントするんです。要らなかっただろうけど、押しつけて貰ってもらいました。

その旅の期間だけ日記をつけていたんですが、目的地に着いた日の最後のページには、
「俺は今まで探していた俺の空を見つける事が出来た。」
って書いてあります。

そんな思い入れのある「俺の空」は、オーストラリアのフリーマントルという港町のユースに、誰かの元気の素になればと、置いてきました。

もし、皆さんがその地に行く機会があれば、まだユースにあるか？教えて下さい。
パリパリのページのある「俺の空」を見つけたら、それは僕の青春です。

さて、次回登場してくれるのは、同志社一のムッツリスケベ。今は三児の良きパパＪ君です。
どんな話を披露してくれるのか？楽しみにしています。